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 黒曜石


黒曜石とは?

黒曜石。石器時代に重宝された岩石である。火山活動によってできた黒いのガラスで、上手に刃をつけると石槍や矢じりはもとより、皮はぎや肉切り用の石器として利用された貴重な石。

流紋岩マグマが水中などの特殊的条件で急速に冷やされると生成されると考えられています。

約5万年前に生成されたと考えられ、後期旧石器時代の比較的早い段階(約3万年前)には発見され使用されてました。神津島の黒曜石を石器時代人が船を使って採りに来たほど神津島の黒曜石は良質だそうです。

本土で神津島の黒曜石が見つかったのは、石器時代人が航海術を持っていた間接的な証拠になり、黒曜石という石ひとつから広がる古代貿易の物語が壮大であると教えてくれますね。


神津島の黒曜石なくして関東の石器時代は成り立たなかった!?(・・・言いすぎました)

しかし、それほど神津島の黒曜石が関東地方各地の集落に広がり、黒曜石シェアを占めてました。

神津島を起点にすると、
黒曜石はまず伊豆半島の今井浜、河津あたりにある見高段間遺跡という所に運ばれ、そこで加工され出荷されていったといいいます。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県、
山梨県、滋賀県、愛知県、静岡県らへんまで分布しています。

先土器時代から縄文時代、弥生時代に鉄器にその座をゆずるまでの約3万年の長きにわたって、
神津島の黒曜石が本土に運ばれていました。





神津島でも各地で産出されています。




・恩馳島(おんばせじま)
  神津島沖の南西6キロにある無人島。ここの黒曜石が一番良質とされています。
 船で行かなければいけないので滅多にいけません。
 

・長浜
 長浜には彩り豊かな海岸になっています。
黒いのが黒曜石です。罰が当たるのでここの石は持って帰ってはいけませんよ!


・沢尻湾
 海岸の隅の磯に黒曜石を含む岩があります。が、あまり質はよくありません。


・観音浦
 たどり着くのがとても大変ですが、砂浜に黒曜石がちらばっています。
観音堂というお堂もありますので、そちらも合わせてどうぞ。








・砂糠山(さぬかやま)
客船で多幸湾に着く時に眺めることが出来る。
黒曜石の層を観察するにはここが1番!
浜には黒曜石が散らばります。質はクラックが入りやすくいいほうではない。








神津島の開発総合センターなどで、黒曜石で作った物が展示しています。






黒曜石を知りに神津島へ是非来てくださいね(^^)!



<参考図書>

冒頭に出てくる武平丸の中村船長とは私の父になります(^^)

<参考サイト>
神津島のコンシュルジェのブログ 神津島の歴史の中の黒曜石 
是非、こちらもご覧ください。